無くなった三井白子荘から続いている、白子地区の宿で一泊二日のテニスを楽しむという、ありふれたテニスの催しですが、これが少し変わっています。
テニスを楽しむ際にA、B、Cクラスと称して、日頃同じレベルの者同士でプレーすることが多いでしょうね。
今を去ること30余年、故人となられた鬼武敏彦さんが、テニスを始めようとラケットを買って、これも昔の浜田山グランドに出かけました。ところがどうでしょう、鬼武さん曰く「うまい人ばかりで、とても一緒に出来なかった」、「テニスをしたいが、仲間に入れてもらえなかった」と。
それを聞いたテニス愛好家達が「上達を目指して頑張るのも良いけど、プロになる訳ではなく、上級者、初級者一緒になって、楽しくやれないものか」と考えました。初心者に教えてあげるという、優しい気持ちを持った上級者の方々が、初級者とともに三井白子荘に集まりテニス教室を開いたのが「白子テニススクール」の始まりです。
以来30年以上続いています。以前は毎回女性10数名、男性10数名で30人近くが三井白子荘に泊まり、一泊二日の文字通りのテニススクールでした。
土曜日13時から17時まで、上級者は初心者に対しボールを出し、ストローク、バックハンド、ボレー、スマッシュを教えました。さらに夕食後夜遅くまでテニス談義、翌日5時半起床6時から早朝練習、朝食後、12時まで仕上げの特訓と、大変内容の濃い厳しい物でした。
今年も4月18~19日「白子テニススクール」を開校しました。参加者勢ぞろいの写真をご覧下さい。メンバーも入れ替わりましたが、寂しいことに女性がいなくなり、若い人の参加がなく、高齢者ばかりになりました。今では内容は特訓よりも、和気あいあいとゲームを楽しんでいます。
年に一度、毎年4月に開校しています。筆者が万年幹事を承っています。イヤー楽しいですよ、来年もこの時期に実施します。上級者、初級者一緒にテニスを楽しまれる方どなたでも参加できますので、希望者は連絡ください。