オペラは友達
鈴木敬治
No7 「オペラの世界は狭い!」
コロナもようやく収まる兆しを見せてきた昨今、今回ご紹介するのは、私の関わる3月に開催されます2つのコンサートについてです。
第一回イタリアオペラ研究会コンサート
最初は3月5日(日)18時45分開演 テイアラ江東小ホール で開演します第一回イタリアオペラ研究会コンサートです。
このコンサートは今までコーラスや裏方でオペラを支えてきたり、声楽を志すも発表の機会のなかった方々の、ささやかな夢を実現するために、わたくしが今回、イタリアオペラ研究会という団体を立ち上げて企画したものです。入場料も1000円ですので、ぜひ足をお運びください。
今回は13人の仲間によるコンサートです。歌曲のほか「魔笛」「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トウッテ」「ラ・ボエーム」「トスカ」「リゴレット」など有名オペラからアリア、2重唱などが歌われます。わたくしもヴェルデイ作曲オペラ「ドン・カルロ」からフィリッポ2世のアリア」をチェロの伴奏を入れて歌います。このチェロを奏でるのは下記のカルメンでも登場するオペラ仲間今井君です。
また、オペラ「ドン・カルロ」は12月2日にわたくしの自主公演として高輪区民ホールで4幕全編上演いたしますのでご予定に入れていただければと思います。(第一回イタリアオペラ研究会コンサートのチラシご参照)そして次にご紹介しますカルメンのドン・ホセのアリア「花の歌」も歌われます。
⇒チラシはこちらのPDFでご覧ください
オペラ ビゼー作曲「カルメン」
次はビゼー作曲カルメンです。3月11日、12日それぞれ昼夜2回づつの公演で、舞台音楽研究会主催、横浜市泉区民文化センターで開催されます。詳細は添付のチラシをご覧ください。この公演には最近では珍しくわたくしは合唱で兵隊、市民などの役で出場です。
⇒チラシはこちらのPDFでご覧ください
◇まずカルメンのあらすじは次のごとくです。
スペインの田舎の軍人一家に生まれたボンボンのドン・ホセは兵隊に入ったのだが、カルメンを見た途端一目惚れ、すっかりのぼせ上ってしまい、忘れられない存在となる。カルメンがホセに会った、その二日前に赴任してきたズニガ中尉や古参のモラレス伍長、闘牛士のスターであるエスカミリオから色目を使われるが、束縛を嫌うカルメンは見向きもしない。結局ホセ伍長は兵営を脱走してカルメンを追いかけ盗賊団にも関わるが、カルメンとは気持ちをつなぐことができず、ついにカルメンを殺してしまう。
カルメンにはハバネラやジプシーソング、闘牛士の行進曲、ホセの歌う花の歌など有名な曲が目白押しです。
◇さてわたくしの今回のカルメン合唱出演のいきさつです。
もう10年以上前に今は亡きマルグリット・フランスという指揮者、オペラ主催者から誘われてグノー作曲のファウスト フランス語版に合唱で参加しました。その合唱に参加した五島伝明という男性からの推薦で、チレア作曲 「アドリアーナ・ルクブルール」のブイヨン公爵役でオペラの初キャストのチャンスを得ることとなりました。その団体の名はアルモニアという団体です。
今回はしばらくオペラから離れていたその恩人ともいうべき友人の五島からの依頼で、男声のバスが足りないので盗賊団のダンカイロ役で出演するカルメンの合唱を手伝ってくれないかとの依頼があり、久々に合唱でオペラに出演することとなりました。
今回一緒に合唱を歌う今井君とは豊島区民オペラでモラレス伍長役をともに歌った中で、この時のズニガ中尉役が五島伝明でした。
またこの団体の演出を行う原氏は奇しくも先のオペラ団体アルモニアで演出家としてデビューしたとのことで因縁を感じます。原氏とは文京区のカルメンでもご一緒していますし、今回の指揮者の高橋氏とは相模原市民オペラ・フランス語版カルメンでわたくしがズニガ役を演じた公演の指揮者でもあります。
◇今回は日本語版での公演ですので筋もわかりやすいですし、よくご存じで音楽も馴染みがあると思いますのでぜひ足をお運びください。
私たち男声合唱団メンバーが若いカルメンを取り巻く若い女性たちを相手にどんな演技をするのかをぜひ見てください。
入場料は4800円です。
ご関心のある方は私、鈴木敬治のメアドまでお問い合わせください。
Mail:goo500320@gmail.com