銀杏の木には雄と雌がある。ギンナンがなる木はもちろん雌だ。雄の木は、自分の子孫を多く残すべく、
雄花からの花粉をより遠くへ飛ばそうと枝を上へ上へ伸ばす。
一方、雌の木は、花粉をより多く受け止めようと、上下左右に枝を伸ばす。
実の成る木と成らない木を見比べると良く分かる。ただし、剪定を繰り返された木は判り難くなっている。
葉先に割れ目があるのが雄、ないのが雌という説もあり、どうやら正しいようだ。
写真①②の銀杏の木は、形をもって雄を鼓舞している。
大根もたまに、雄が生まれたり雌が生まれたりすることがある。殆どはもちろん中性だ(冗談です)。
写真③は、ある日農協の野菜売り場で見かけた雄の大根で、「どうだ」と言わんばかりに足を組んで元気に一物を見せつけている。リアルであるが、これはまぎれもなく大根である。
写真④は、翌日売り場にいた大根。前日のものに比べると、まだまだ子供という感じだ。この大根を購入する時、気が引けて男性店員のレジに並んだ。