私の知人の歌人奥村晃作さんが本年2月に出版された第17歌集「八十一の春」 」(文芸社刊) に
幾日も空高く咲く紫の皇帝ダリア惜しみつつ見る
という歌をみつけ、共感するものがありました。
昨年11月に、道路沿いの花壇に咲く皇帝ダリアに眼がとまり、たまたま携帯していたデジカメにおさめました。 皇帝ダリアという名前の通り気品があり、背が高く晩秋の青い空を背景に紫の花が咲いていました。
花の少ない時季に幾日も咲いていました。 奥村晃作さんの歌われている情景そのままでしたので、写真に歌を添え絵葉書(添付)をつくってみました。
なお、奥村晃作さんは 「ただごと歌の巨匠」といわれる歌人で、岩波新書の永田和宏著「現代秀歌」に短歌の新しい世界を、新しい表現で拓いた歌人の一人として取り上げられています。