目次
1.ついている H26.7.4
2.車を盗まれる H26.7.15
3.登山靴を盗まれる H26.8.13
4.ヒグマ遭遇と幌尻川で滑る H26.9.3
5.雪渓で滑落 H27.6.24
6.帯状疱疹を発症 H27.8.16
7.ヘリコプターで救助される H28.4.30
8.あわや宙吊り H28.5.26
9.3回挑戦するも未登頂の山 H28.6.15、H29.5.2、H29.7.8
10.飲料水不足でバテる H29.5.4
11.下山時道に迷う H29.5.6
12.日本ニ百名山中最難関の山 H29.7.16~17
13.近道は危険がいっぱい H29.7.24
14.5回挑戦した山 H28.6.7、H28.6.8、H28.6.22、
H28.9.14、H29.7.29
あとがき
1.ついている H26.7.4 御嶽山 3067m
七合目田ノ原より王滝口コースを登った。雨が降っていて私の前を傘をさして登っている人がいたが、登るにつれて風が出てきたのでその人は諦めて下山し、登山者は私一人になった。山頂は風雨が激しくなり御嶽頂上山荘で濡れた衣服を着替えた。寒くて手が悴み釦がはめられなかったことを覚えている。宿泊者はいなくて管理人がいるだけでガランとしていた。
実は、H21.11.15に黒沢口コースより登った。この時は激しい吹雪で七合目覚明行場山荘も八合目女人堂も閉鎖していたので九合目石室山荘で休憩するつもりで登ったが、ここも閉鎖していた。ガスで視界はないが、ロープでコースを仕切ってあり迷う心配はなかった。仕方なく往路を引き返したことがあり、今回はそのリベンジであった。御嶽は単独峰のため風が強く森林限界がはっきりしている。
H26.9.27御嶽が突然水蒸気爆発を起こし、63名の登山者がなくなるという大惨事が起きた。私が登山後、約3ケ月あとのことである。ついていると思った。
H27.12.28朝日新聞掲載「御嶽山の噴火」を引用
H26.9.27午前11時52分頃長野、岐阜県境の御嶽山(標高3067m)が噴火。当時山頂付近にいた58人が犠牲となり、戦後最悪の火山の噴火となった。今年7月下旬から8月上旬にかけて8日間の再捜査を行ったが、今も5人の行方がわかっていない。
H29.8現在入山禁止の山 好日山荘「規制のある山」を引用加工
焼岳 |
2455m |
2455mの頂上(南峰)は立入禁止だが2393m(北峰)のピークまでOK |
浅間山 |
2568m |
2015.6.11噴火レベル[2](火口周辺規制)火口から4km以内の警戒区域への立入は自己責任の入山となる。 |
北海道駒ケ岳 |
1131m |
標高900mの馬の背まで登山を許可。馬の背から山頂は立入禁止。 |
桜島 |
1117m |
火山活動のため当分登山禁止と思われる。湯平展望所で代替。 |
新潟焼山 |
2400m |
2016.3.2山頂から半径1km以内は立入禁止。
2017.8噴火警戒レベル[1]継続中。 |
草津白根山 |
2171m |
2017.9.22現在噴火警戒レベル[1]で湯釜火口から半径500m以内は立入禁止。 |
雲仙岳 |
1483m |
平成新山1483mは立入禁止。 |
御嶽山 |
3067m |
2017.8.22 現在噴火警戒レベル[1]で火口から半径1km以内は立入禁止 |
2.車を盗まれる H26.7.15 山梨県韮崎市
大牟田を出発して2週間が経ち山梨県韮崎市のイオン店で買物をした。屋内の立体駐車場に入れるためスロープを上がり、店内に入った。カートいっぱいの買物をしてエレベーターで4階へ行ったら車がなかった。5階屋上駐車場へ行ってもなかった。もう一度4階へ降りて隅から隅まで見て回ったが、やはりなかった。車のキーは私が持っているのにおかしいと思いながら盗まれた、と思った。3つの財布に各20万円ずつ入れて分散して隠していたのに車ごと盗まれればどうしようもない。家へ帰れない、とパニックになった。
エレベーターで1階まで降りて警備員に「車を盗まれた」と話したら警備員は「3階へ行ってみましょう」と。ん?なんで3階?と思った。警備員は「よく間違いがあるんですよ」と。3階へ行ったら何事もなかったかのようにちゃんと止まっていた。3階にも駐車場があったのだ。エレベーター内の表示には4階と5階がお客様駐車場となっていると、ほっとしながら警備員に話した。
その後数カ月して再びこのイオンに来た時はエレベーター内の表示は3階と4階に訂正されていた。
H26.8.5車に関するトラブルがもう1件あった。
長野県上田市で上信越道を降りて国道を走っていたらブレーキを踏むたびに前輪から金属が擦れるような音がするようになった。近くのコンビニに入り、自動車整備工場が近くにないか尋ねた。偶然にも店員さんが知っている工場があり、親切にも工場の社長に電話してくれた。工場では社長が自ら運転して異音の原因を突き止めてくれ、そして部品店に電話して取りに行ってくれた。ブレーキパッドが摩耗して金属同志が接触していた。そのまま走っていたら大変な事故を起こしていたかもしれない。わずかだがおつりは受け取らなかった。
汗だくになって修理してくれた社長さん、社長さんに連絡してくれたコンビニの店員さんに感謝です。この親切さは真田の郷が育んだものだろうか。
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H29.9.10 後立山連峰 唐松岳 |
3.登山靴を盗まれる H26.8.13 雲の平 太郎平小屋
H26.8.12雲の平の登山口である折立キャンプ場より3泊4日の予定で日本百名山4山(薬師岳、黒部五郎岳、水晶岳、鷲羽岳)を登る計画を立てた。太郎兵衛平に登るにつれて雨が強くなってきたが、雨具を着て薬師岳に向かった。薬師峠には色とりどりの20張りくらいのテントがあった。薬師岳より下山して太郎平小屋に入り、濡れた雨具や登山靴を乾燥室に入れた。お盆休みで小屋には100人位の登山者で混雑しており乾燥室も満杯であった。
8月13日は三俣山荘まで歩くので人より早く起きて食事をして5時に出発しようとしたところ登山靴がない。乾燥室のどこを探しても見つからなかった。折角早く起きたのに全員が小屋を出て行くまで待たなければならなかった。6時になって全員が出発したあとに別の部屋から少しくたびれた登山靴が出て来た。私の靴より5ミリ程大きかったが、とりあえず靴下を3枚履いて出発した。この日は黒部五郎岳に登り、三俣山荘に泊った。
8月14日は鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳に登り雲の平山荘に泊った。雲の平山荘はモダンな作りで綺麗な山荘であるが、ここも超満員で1枚の布団に2人で寝た。
8月15日折立キャンプ場へ下山し、8月17日新潟港より新日本海フェリーで北海道小樽港に翌8月18日に着いた。その日に後方羊蹄山(しりべし山)に登った。下山中に遂に靴底がパクリと剥がれてしまった。紐で足の甲付近を縛り、おそるおそる歩いてなんとか登山口にたどり着いた。3時間要して暗くなった札幌市内のスポーツ店を探し出し新しい登山靴を購入した。
こういう人がいて山に来ていることが悲しい。
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H26.8.21 北海道 トムラウシ山 |